II. 経済開発状況(インフラと工芸村への投資状況)



1. 2001年〜 2004年および 2005年第1四半期の収入

No.項目単位20012002200320042005
第1四半期
I年間総収入億ドン
(1000USD)
38.0
(2,399)
45.5
(2,873)
52.0
(3,283)
58.0
(3,662)
15.0
(947)
1工業億ドン
(1000USD)
12.5
(789)
13.5
(852)
15.5
(978)
17.0
(1,073)
1.2
(75)
2小規模工業億ドン
(1000USD)
17.0
(1,073)
22.5
(1,420
26.0
(1,641)
30.5
(1,926)
9.5
(599)
3貿易、観光業億ドン
(1000USD)
8.5
(536)
9.5
(599)
10.5
(663)
11.5
(726)
4.3
(271)
4年間一人当たり収入百万ドン
USD
4.5
(284)
5.2
(328)
5.8
(366)
6.2
(391)
-
1ベトナムドン=0.00006315USD ( 25 May, 2005: http://www.oanda.com/convert/classic )で計算

Phu Nghia郡の経済成長率は10%を越える。小規模工業は地域の経済成長と着実な発展を支える、非常に大きな役割を果たしている。



2. 過去数年のインフラ投資

「工芸品貿易村」に対する観光開発のため、Ha Tay省観光局は村の道路整備予算を認めた。予算総額は10億ドン(約63,150ドル)。舗装される道は農業協同組合事務所からPhu Vinh村までの1キロと、国道6A号線までの道路である。村の投資のための財源は、公用地の利用料や村の企業からの貢献などにより賄われている。また、村では国道6A号線からDong TruまでとDam Bungまでの長さ約1,274メートル、幅4メートルの道路舗装に取り組んでおり、合計の投資額は130億ドンである。更に、村のショールーム建設を計画しており、投資額は1億5000万ドンである。

2004年にHa Tay省は「観光振興と工芸品貿易村の融合」と銘打つ事業を認可した。Phu Nghia郡への観光客数の推移は次の通り。

また、2005年第1四半期では、725名の観光客(内外国人47名)が訪れている。



3. 工芸村の形成と発展の経過

籐と竹細工を誇るPhu Nghia郡の歴史は300年前に遡る。1960年に協同組合ができるまえ、Phu Vinh村の各世帯は様々な模様の製品製作に活発に取り組んでおり、籐や竹細工の製品をHa Noiの路上で地元の人々や外国人観光客などに販売していた。工芸品協同組合が設立されてから、Phu Vinh村の籐や竹細工の製品は国に買い上げられることになった。これを機に、生産は劇的に伸びた。

1986年以降、Phu Vinh工芸品協同組合は解散し、生産は世帯単位または共同製作グループ規模にとどまることとなる。村の生産者は自力でビジネスを運営しなくてはならず、政府からの助成や保護を受けることは出来なくなった。市場での生き残りをかけて、生産者は販路の開拓を迫られることとなった。厳しい市場の競争にさらされて、生産者は高品質で低価格の製品を作らなくてはならず、結果として、籐・竹細工産業は生産量や品質だけではなく、生産に携わる世帯数の増加が見られるようになった。

顧客からの籐・竹細工の品質に対する要求は日に日に高まっている。Ha Tay省の中でも工芸品貿易村として認定される村は増えてきている。Phu Vinh (2000年), Quan Cham とKhe Than (2001年), Phu Huu 1と2 (2003年)、残る2つの村であるDong Tru とNghia Haoも2004年10月に認定を受けた。2001年に、Ha Tay省観光局はPhu Nghia郡を開発すべき主要な観光地として定めた。この決定に伴い、Ha Tay省はPhu Nghia郡のショールームに3000万ドンの投資をすることとなった。