活動内容

マダガスカル国鉱物資源人材育成に係る基礎情報収集・確認調査

カテゴリ : 調査研究

地域 : アフリカ / マダガスカル

期間 : 2024年6月 ~ 2026年2月

発注者 : 独立行政法人国際協力機構(JICA)

調査の背景

マダガスカル国は豊富な鉱物資源に恵まれており、ニッケル、クロム、コバルト、イルメナイトを産出し、特にニッケルについては、日系企業が大規模な精錬事業を行っており、同国が我が国にとって総輸入量の16%を占める主要な輸入国となっています。マダガスカル政府は今後も鉱物開発を積極的に推進する方針であり、開発に向けた取り組みを進めていますが、鉱業開発には地質や掘削などの鉱業分野のみならず、機械、電気電子、配管、溶接等の幅広い分野において必要な技能を習得した労働者が安定的に供給される必要があります。一方で鉱業開発に必要となる人材の技能レベルや人数が十分ではなく、鉱山開発事業者の事業運営上の障壁となっています。このような状況を踏まえ、鉱業業界のニーズを踏まえた人材育成体制の構築が必要とされています。

調査の目的

本調査は、マダガスカルの鉱業に関連する人材育成の状況について情報を収集するとともに、鉱業分野の開発に必要とされる人材のニーズについても情報を収集・整理し、鉱業開発における人材育成ギャップについて調査分析を行うことを目的としています。また、これらの調査から得られる情報を踏まえ、同ギャップ解消に向けた取り組みの提案やJICA支援策の検討を行うものです。

調査の概要

マダガスカルからの鉱業分野における人材育成の現状および人材ニーズについて調査を行い、それらの結果を元に鉱業分野における人材育成状況について質・量両面からギャップを分析しました。
また、教育機関に必要な体制、カリキュラム、施設などについてマダガスカルの関係者が他国の事例を視察し自国の現状を把握することを目的として、セネガルおよび南アフリカの工業高校や技能人材育成機関の視察を実施しました。続いて南アフリカおよびセネガルの産業人材育成の専門家をマダガスカルに招聘し、同国の産業人材体制に関する課題を確認しました。
これらの活動の結果を踏まえ、マダガスカルの鉱業分野の人材育成における短期・中期・長期での課題を洗い出し、解消すべき課題の優先度を整理した上で、必要な施策について提案しました。